このページでは、自動車交通量カウントアルゴリズムのインストール方法および設定方法について説明しています。
STEP 1:S+ Cameraを設置し、電源を入れる
撮影したい場所にS+ Cameraを設置します。高い位置から道路を俯瞰できる角度にカメラを設置すると精度が向上します。
設置が完了したら、カメラ本体の電源を入れます。
STEP 2:AIアルゴリズムをインストールする
SORACOM Mosaicコンソールの「ALGORITHM」→「Install 3rd party algorithm」から、自動車交通量カウント(Car Counter)をインストールします。
STEP 3:カメラのプレビュー画像を取得する
SORACOM Mosaicコンソールの「CAMERA」→「Preview」から、現在カメラに映っている画像を確認し、右クリックでPC上に保存します。
※必ずSTEP2とSTEP3の順序で操作を行ってください。順番が逆になると、アルゴリズム内の解像度とプレビュー画像の解像度が一致しない可能性があります。
STEP 4:アルゴリズム設定用UIで検出ラインの設定を行う
自動車交通量カウント設定UIを開きます。
- 画像登録エリアより、STEP2で保存したプレビュー画像を選択するかドラッグアンドドロップすることにより、画像を読み込みます。
- 画像上でマウスを左クリック→カーソル移動→離すことにより、自動車を検出したいラインを設定します。ラインは複数指定可能です。
- 設定したラインごとに名前(タグ)を設定します。設定されたタグはデータアップロード時の参照用に使用されます。
- 設定値出力ボタンをクリックします。
- COPYボタンをクリックし、出力された設定値をクリップボードにコピーします。
※上級者向けセッティングでは、以下の項目を設定可能です。これらは動作のために必須設定ではございません。
- アップロード間隔(Upload Interval):自動車カウント結果をアップロードする間隔を秒単位で指定します。(デフォルト:600秒)
- 画像アップロード(Image Upload):結果アップロード時に、自動車検出時の画像をZIPファイルにしてアップロードします。(デフォルト:OFF)
- トリガー閾値(Trigger Thr):自動車がラインの重なり割合による検出閾値です。設定の仕方はUI内の説明をご覧ください。(デフォルト:0.2)
- バッファー(Buffer):自動車がラインに何フレーム存在したかによる検出閾値です。設定の仕方はUI内の説明をご覧ください。(デフォルト:2)
STEP 5:設定値を反映する
STEP4で設定した値を、Mosaicコンソール「ALGORITHM」のSORACOM_ENV_FREE_PARAMのVALUEに貼り付け、左下のApplyボタンをクリックします。アルゴリズムが自動で再起動されます。
STEP 6:結果を確認する
正常に起動すると、指定されたアップロード間隔(デフォルト10分)でSORACOM Harvest Dataにデータがアップロードされるのが確認できます。
STEP4の上級者向け設定で画像アップロードをONにした場合、SORACOM Harvest Files上に自動車検出時の画像がZIPファイルでアップロードされます。
ファイルパスは /car_counter/debug_{タイムスタンプ} となります。
※画像アップロードの通信量に応じて通信・ストレージ費用が発生するので、画像アップロードは検証・デバッグ用にのみ使用してください。